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がんアドボケートセミナー(2017年7月2日)報告

がんアドボケートセミナー開催(ドリーム・キャッチャー第7期養成講座)
慶應義塾大学病院(東京都新宿区)にて開催
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"最高の医療を引き出すための患者力とは~患者アドボケート活動を通してより良い医療を受けるための患者力をどう引き出すか~をテーマに、6つのグループでディスカッションし、アイデアを発表!


 2017年7月2日(日)、慶應義塾大学病院(2号館11階大会議室)に於いて、『最高の医療を引き出すための患者力とは~患者アドボケート活動を通してより良い医療を受けるための患者力をどう引き出すか~』をテーマに、がんアドボケートセミナーが開催されました。

 

主催:公益財団法人日本対がん協会 がんサバイバー・クラブ運営委員会
   一般社団法人オンコロジー教育推進プロジェクト
   慶應義塾大学病院腫瘍センター
協力:テキサス大学MDアンダーソンがんセンター
後援:ジャパンフォーリブストロング


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オープニング:

司会進行は、増田紘子氏(昭和大学医学部乳腺外科 医師)と今村知世氏(慶應義塾大学医学部臨床薬剤学 薬剤師)が担当し、はじめに、講師・ファシリテーター全員のみなさんの自己紹介がありました(下の写真 上段左:増田紘子氏、上段右:今村知世氏、中段左:上野直人氏、中段右:古川孝広氏、鈴木牧子氏、下段左:佐瀬一洋氏、下段右:横山 光恒氏)。

 

左:増田紘子氏、右:今村知世氏 左:上野直人氏、右:古川孝広氏、鈴木牧子氏 左:佐瀬一洋氏、右:横山 光恒氏

講師・ファシリテーター(敬称略)。
上野 直人(テキサス大学MDアンダーソンがんセンター乳腺腫瘍内科 医師・がんサバイバー)
今村 知世(慶應義塾大学医学部臨床薬剤学 薬剤師)
佐瀬 一洋(順天堂大学大学院臨床薬理学 研究者・がんサバイバー)
古川 孝広(国立がん研究センター東病院先端医療科乳腺腫瘍内科 医師)
増田 紘子(昭和大学医学部乳腺外科 医師)
鈴木 牧子(ひいらぎの会代表世話人特定非営利活動法人がんピアネットふくしま理事長
     がんサバイバー)
横山 光恒(日本対がん協会 がんサバイバー)

 

参加者:45名(がんサバイバー27名、患者家族・患者会7名、医療者2名、その他がん患者さんを支援する一般市民のみなさん9名)

 


プログラム
オープニング

10:00~10:10  ファシリテーター 自己紹介
セッション 1 「ミッション&ビジョン、マイ・ドリーム」
10:10~10:50 がん医療のマイ・ドリームを考えよう : 理想的ながん医療を描く 上野直人
10:50~11:20 わたしの「ミッション&ビジョン、マイ・ドリーム」を考える 全員
11:20~12:00 各グループにて、自己紹介「マイ・ドリーム」の発表

 


セッション 2 「最高の医療を引き出すための患者力とは
~患者アドボケート活動を通してより良い医療を受けるための患者力をどう引き出すか~」

13:00~13:30 「患者がチーム医療に参加するために必要な患者力を高める要件とは」佐瀬一洋
13:30~14:00 「科学的根拠に基づく医療(EBM)とメディカルリテラシー(医療情報)」今村知世
14:00~14:15 休憩
14:15~16:15 グループワーク:患者力を高めるためのアドボケート活動
        ~私たちが取り組むべきこと(アイデアの創出とプランの立案)~
16:20~17:00 各グループ代表者の発表
17:00~17:15 総評 ファシリテーター全員
17:15~18:30 修了書授与、記念撮影、ビデオ撮影(ハンドインハンド)

 


◆◇セッション1◆◇

 

「ミッション&ビジョン、マイ・ドリーム」

 セッション1では、マイ・オンコロジー・ドリーム(MOD)実行委員長の上野直人氏(MDアンダーソンがんセンター乳腺腫瘍内科教授・がんサバイバー)より、「がん医療のマイ・ドリームを考えよう 理想的ながん医療を描く」をテーマに、がん医療に対するコーズ(動機)、ミッション(使命)・ビジョン(マイ・ドリーム:夢)についての講義およびドリームの創作プロセスや共有プロセスなどの解説がありました。(下の写真、講演スライドPDF)。

 

マイ・オンコロジー・ドリーム(MOD)実行委員長の上野直人氏
講義の後は、受講者自身が、自分の「ミッション&ビジョン、マイ・ドリーム」を考えました。そして各グループにおいて、自己紹介とともに、ご自身の「がん医療のマイ・ドリーム」を発表し合いました(下の写真)。

 

自己紹介とともに、ご自身の「がん医療のマイ・ドリーム」の発表

◆◇セッション2◆◇

セッション2では、グループワークに先駆けて、2つの講義がおこなわれました。

 

「患者がチーム医療に参加するために必要な患者力を高める要件とは」

 最初の講義は、佐瀬一洋氏(順天堂大学大学院臨床薬理学・研究者・がんサバイバー)による「患者がチーム医療に参加するために必要な患者力を高める要件とは」の講義がおこなわれました。佐瀬氏は、ご自身のがん体験を含めた簡単な自己紹介をしたあと、医療の歴史を紐解きながら、医学への敬意、医療への感謝、医学研究推進の必要性を解説し、さらに、参加者へ、医療をよりよくするためには、医療への感謝をベースにした患者アドボケート活動をおこなっていくことの重要性を訴えました(下の写真)。

 

最初の講義は、佐瀬一洋氏(順天堂大学大学院臨床薬理学・研究者・がんサバイバー)による「患者がチーム医療に参加するために必要な患者力を高める要件とは」の講義

「EBMとメディカルリテラシー」

次に、今村知世氏(慶應義塾大学医学部臨床薬剤学 薬剤師)による「EBMとメディカルリテラシー」の講義がおこなわれました。今村氏は、EBM(Evidence-Based Medicine:根拠に基づく医療)とは何なのかを、臨床試験と医薬品開発のプロセスなどの例を示しながら、その定義を分かりやすく解説しました。また、正しい医療情報を入手するために、特に、日本の検索エンジン(Webサイト)やインターネット情報の問題点をあげながら、がん医療情報の特徴や信頼性、リテラシーを高めていくことの必要性について概説をされました(下の写真)。

 

次に、今村知世氏(慶應義塾大学医学部臨床薬剤学 薬剤師)による「EBMとメディカルリテラシー」の講義

 

グループディスカッション グループワーク:
患者力を高めるためのアドボケート活動
~私たちが取り組むべきこと(アイデアの創出とプランの立案)


今回のセミナーのテーマである「最高の医療を引き出すための患者力とは~患者アドボケート活動を通してより良い医療を受けるための患者力をどう引き出すか~」《やってみたいプロジェクト》について6つのグループに分かれてグループディスカッションが行われました(下の写真)。

 

セミナーのテーマである「最高の医療を引き出すための患者力とは~患者アドボケート活動を通してより良い医療を受けるための患者力をどう引き出すか~」のグループディスカッションの様子

■各グループの発表「患者力を高めるためのアドボケート活動」をテーマにしたプロジェクトの発表
「患者力を高めるためのアドボケート活動」をテーマにしたがんアドボケート活動について、各グループの代表者から、《やってみたいプロジェクト》の発表がありました。

 

 グループA:

Aグループの代表者よりプロジェクトの発表

 グループB:

Bグループの代表者よりプロジェクトの発表

 グループC:

Cグループの代表者よりプロジェクトの発表

 グループD:

Dグループの代表者よりプロジェクトの発表

 グループE:

Eグループの代表者よりプロジェクトの発表

 グループF:

Fグループの代表者よりプロジェクトの発表

■修了証の授与、記念写真
 セミナーの最後には、修了生に各グループのファシリテーターから修了証書が手渡されました(下の写真)。

 

修了生に各グループのファシリテーターから修了証書の授与 修了生に各グループのファシリテーターから修了証書の授与 修了生に各グループのファシリテーターから修了証書の授与

そして、参加者全員での記念撮影(下の写真)が行われ、盛会のうちにセミナーは終了いたしました。今後の受講生の活動が期待されます。

 

参加者全員での記念撮影

 

本セミナーの模様は、日本対がん協会が主催する「がんサバイバー・クラブ」にも掲載されております、併せてご覧ください。
https://www.gsclub.jp/tips/2136

 

★Facebookページ『Cancer がん 癌 No More』にフォトアルバムを作詞しました。Webに掲載できなかった写真がご覧いただけます。
https://www.facebook.com/NoMoreCancer/posts/1491677044227050

 

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[2017/07/14 10:41] | ドリーム・キャッチャー | コメント(0) | トラックバック(0) | タグ: