マイ・オンコロジー・ドリーム ブログ
がん医療に対するビジョンを発信します!

2013年9月の一覧

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「RFL2013東京上野」にて、ドリーム・キャッチャーによるがん啓発活動

「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2013東京上野」にて
ドリーム・キャッチャーにより「震災とがん」の啓発劇が上演される!

 

 2013年9月14日(土)~15日(日)、がん患者支援イベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2013東京上野」(公益財団法人日本対がん協会ほか主催)が東京・上野恩賜公園にて開催され、14日午後にドリーム・キャッチャーにより「震災とがん」をテーマにした啓発劇が上演されました。
 上演したのは、ドリーム・キャッチャー養成講座東北編・第4期仙台の修了生(ドリーム・キャッチャー)6名で作るチーム"Beauties & B"(代表:小菅冨美子さん)のメンバーの方々(下の写真)。なお、メンバーは全員がんサバイバー。

 

チーム 上演内容は、チーム"Beauties & B"がマイ・オンコロジー・ドリーム(MOD)活動助成企画として実施しているがんアドボケート活動『自分のがんをもっと知ろう~災害時に慌てない、適切な治療継続のためのマイ・カルテをもとう』の啓発劇でした。
 劇では、被災地のがん患者さんの苦労された体験を再現することで、災害時に適切な治療を継続するにはどうしたら良いのか、何が必要なのかを考えさせるものとなっていました。そして、最後に、被災地のがん患者さんの苦労体験から考え出され製作されたマイ・カルテについて、目的や活用法などが紹介され、盛況のうちに劇の上演は終了しました。
 今後、ドリーム・キャッチャーによる、さらなる活動の発展と、がんアドボケート活動の理解の拡大が期待されます。
 なお、チーム"Beauties & B"のがんアドボケート活動について詳しく知りたい方は、下記サイトをお訪ねください。

 

 ■Webサイト『MyKarte - mykarte ページ!』 http://mykarte.jimdo.com/

 

 下の写真は、被災時のがん患者と救援者の様子を演じるチーム"Beauties & B"のメンバーの方々。

  被災時のがん患者と救援者の様子を演じるチーム

 下の写真は、被災地のがん患者さんの苦労体験から考え出されたマイ・カルテについて説明するチーム"Beauties & B"代表の小菅冨美子さん(写真左)とチームメンバー。

 

マイ・カルテについて説明するチーム

 

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[2013/09/19 12:44] | ドリーム・キャッチャー | コメント(0) | トラックバック(0) | タグ:

 

JSMO 2013「ペイシェント・アドボケイト・プログラム」にてMOD成果発表

JSMO 2013「ペイシェント・アドボケイト・プログラム」にて
MOD成果報告『がん医療の夢の実現に向けて』を発表!
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■これまでのマイ・オンコロジー・ドリーム(MOD)活動の成果を報告■


 2013年8月29日(木)午前、第11回日本臨床腫瘍学会学術集会(JSMO 2013:宮城県仙台市にて開催)のがん患者支援プログラム「ペイシャント・アドボケイト・プログラム」(下の写真)において、"EBMに基づくがんアドボケート"活動の未来に向けた"ドリーム・キャッチャー"養成講座とMOD活動助成企画を紹介する『がん医療の夢の実現に向けて』の発表が、MOD実行委員会およびドリーム・キャッチャーによって行われました。
 ドリーム・キャッチャー養成講座の紹介に加え、ドリーム・キャッチャーがMOD活動助成企画として実施しているアドボケート活動を報告し、本発表によって多くの人たちががんアドボケート活動の理解を深め、アドボケート活動が推進されていくことを目指しました。
 また「震災とがん」をテーマに開催したドリーム・キャッチャー養成講座東北編の修了生による活動準備状況も発表され、震災の地・仙台で開かれたJSMO 2013に関連深いアドボケート活動が実施されていることも紹介されました。
 司会進行は、今村 知世氏(慶應義塾大学医学部臨床薬剤学講師)が担当しました。

 

JSMO 2013「ペイシェント・アドボケイト・プログラム」会場以下に、発表の模様を写真やコメントなどで発表順に報告いたします。

 

1.イントロダクション:
 「がん医療の夢の実現に向けて ~ ドリーム・キャッチャーの養成とがんアドボケート活動の未来」
 発表:上野 直人氏(マイ・オンコロジー・ドリーム実行委員長:MDアンダーソンがんセ
    ンター乳腺腫瘍内科教授)
 上野氏(下の写真)は、マイ・オンコロジー・ドリームのミッション & ビジョンのほか、ドリーム・キャッチャー養成講座やがんアドボケート活動などについて概説しました。

 

イントロダクション:「がん医療の夢の実現に向けて ~ ドリーム・キャッチャーの養成とがんアドボケート活動の未来」2.わたしたちの夢と活動~マイ・オンコロジー・ドリーム活動の成果報告(1)
   
(1)『オーキッド・リボンキャラバン』
  (精巣腫瘍友の会:精巣腫瘍啓発のためのウェブサイトの構築)
 発表:改發 厚氏(精巣腫瘍友の会)
 成果:Webサイト『精巣腫瘍患者友の会J-TAG』 http://j-tag.jp/
 改發氏(下の写真)は、希少がんである精巣腫瘍の情報サイトの製作プロセスや今後の展開などについて紹介しました。そして、「あなたは一人じゃない」という、安心感の上に、正しい治療・副作用・医療情報を提供することが大切であると語りました。。

 

『オーキッド・リボンキャラバン』の発表風景

(2)『がん知識マップの製作』
  (がん知識マップ製作委員会7名:子供のためのがん学習ツール)
 発表:阿南 里恵氏(公益財団法人日本対がん協会)
 成果:Webサイト『がん知識マップ - がんに関する知識が身につく!』  
 http://www.cancerchannel.jp/gan-knowledgemap/
 阿南氏(下の写真)は、子供向けがん学習ツールの製作プロセスや今後の展開などについて紹介しました。そして最後に、「がんは遺伝する」「がんは治らない」といった偏見や誤った認識を減らすため、子どものうちから、がんの正しい基礎知識を学ぶことは重要であると語りました。

 

『がん知識マップの製作』の発表風景(3)『米国NCIの臨床試験動画の吹替版および字幕版作成プロジェクト』
   (企画の紹介と動画DVDの吹替版全編16分の放映)
 発表:野中 希氏(一般社団法人日本癌医療翻訳アソシエイツ)
 成果:米国NCI翻訳ビデオの吹替版および字幕版
 http://www.cancerit.jp/category/national-cancer-institute/nci-video
 野中氏(下の写真)は、広く一般に臨床試験を正しく理解してもらうために製作した、がんの臨床試験動画の吹替版の制作プロセスなどを詳しく紹介しました。そして、今後の展開として、これからも医療翻訳と映像翻訳のフュージョンを進め、映像翻訳のできる医療翻訳者を育てたいと語りました。

 

『米国NCIの臨床試験動画の吹替版および字幕版作成プロジェクト』の発表風景3.わたしたちの夢と活動~マイ・オンコロジー・ドリーム活動の成果報告(2)
 ■「震災とがん」をテーマにしたドリーム・キャッチャー養成講座東北編からの成果報告■


 まずイントロダクションとして、「震災とがん」をテーマにしたドリーム・キャッチャー養成講座東北編について、その開催意義や目的、これまでの実績などの紹介がありました。そして次に、東北編の修了生により、以下の2つのMOD活動助成企画の成果報告が発表されました。

 

(1)『自分のがんをもっと知ろう~災害時に慌てない、適切な治療継続のためのマイ・カルテをもとう』
 発表:小菅 冨美子氏(チームBeauties & B)
 成果:Webサイト『MyKarte - mykarte ページ!』 http://mykarte.jimdo.com/
 小菅氏(下の写真)は、被災地のがん患者さんの苦労された体験から考え出したマイ・カルテ製作の目的とその製作プロセスを紹介しました。そして、今後の展開として、クラウドを利用した電子版マイ・カルテなどの製作について語りました。

 

『自分のがんをもっと知ろう~災害時に慌てない、適切な治療継続のためのマイ・カルテをもとう』の発表風景(2)『~災害に負けない!~ 被災から治療再開までを乗り切る
   災害時緊急対応マニュアル(エマージェンシー・シート付)』
 
 発表:市川 靖子氏、安部 恭子氏(Team SAKURA)
 市川氏(下の写真右)と安部氏(下の写真左)は、災害時のがん患者に対応したエマージェンシー・シートおよびマニュアルの製作プロセスなどについて紹介しました。そして今後の展開として、非災害時および非災害地域において、日常における緊急時慢性疾患対策として啓蒙できるようにしたいと語りました。

 

『~災害に負けない!~ 被災から治療再開までを乗り切る、災害時緊急対応マニュアル(エマージェンシー・シート付)』の発表風景4.質疑応答&クロージング:
  「がん医療の夢の実現に向けて~総括&今後のビジョン」
 発表:佐々木 治一郎氏(マイ・オンコロジー・ドリーム実行委員:北里大学病院 化学療法
    センター部長)
 佐々木氏(下の写真)は、マイ・オンコロジー・ドリーム活動コンセプトに基づいたドリーム・キャッチャー養成講座のコンセプト、および助成企画の期待される効果(アウトカム)などについて総括的な解説をし、そしてさらに今後のビジョンについて語りました。

 

質疑応答&クロージング:「がん医療の夢の実現に向けて~総括&今後のビジョン」の発表風景■発表者の記念撮影
 発表終了後、発表者および関係者全員で記念撮影(下の写真)が行われ、盛会のうちにMOD活動の成果発表が終了しました。今後、ドリーム・キャッチャーによる、さらなる活動の発展が期待されます。

 

発表者および関係者全員での記念撮影◆◇ポスター発表◆◇


 8月30日(金)午後には、同じ会場で、ポスター発表のセッションが行われ、「ドリーム・キャッチャー養成講座の紹介」ポスターや「ドリーム・キャッチャー養成講座助成企画の紹介」ポスターが展示されました。
 下の写真は、ポスターの前で、ドリーム・キャッチャー養成講座助成企画について解説するマイ・オンコロジー・ドリーム実行委員長の上野氏。

 

ポスターの前で、ドリーム・キャッチャー養成講座助成企画について解説するマイ・オンコロジー・ドリーム実行委員長の上野氏※各ポスターのPDFを以下に掲載しましたので、どうぞご覧ください。


★ポスター「ドリーム・キャッチャー養成講座の紹介」
Dream-Catcher-Kouza-Poster.pdf

★ポスター「ドリーム・キャッチャー養成講座助成企画の紹介」
MOD-Joseikikaku-Poster.pdf

 

 

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[2013/09/10 14:31] | マイ・オンコロジー・ドリーム(MOD)活動助成金 | コメント(0) | トラックバック(0) | タグ:

 

【募集終了】 2013年度RFLマイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞

全米NO.1のがん専門病院MDアンダーソンがんセンターで1年間研修する
若手医師のためのプログラム「RFLマイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞」

 

公益財団法人日本対がん協会は、一般社団法人オンコロジー教育推進プロジェクトの協力のもと、米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンターと連携し、日本の若手医師が同センターで1年間研修するプログラム「RFLマイ・オンコロジー・ドリーム(MOD)奨励賞」の今年度(2013年度)の希望者を募集しています。

 

プログラムの目的は、MD アンダーソンがんセンターでの研修を通じて、患者に寄り添い、「患者の希望」を正面から受け止め、患者中心の医療を、強いリーダーシップの下に実現できる若手医師を養成することです。

 

なお、本奨励賞は、がん患者・家族・支援者の方々が日本対がん協会と一緒に開催しています「リレー・フォー・ライフ(RFL)ジャパン」に寄せられた寄付を基に運営されており、そこには日本のがん医療向上を願う多くの方々の気持ちが込められております。がん患者ご家族の皆様には、主治医に本奨励賞への応募を勧めていただければ幸いです。

 

募集人員は2人で、研修期間は1年間。奨励金として1人200万円(渡航費を含む)が支給されます。
4回目の今年の募集の締め切りは10月31日(消印有効)です。
詳しくは、日本対がん協会(http://www.jcancer.jp/)の下記サイトページをお訪ねください。

 

■米テキサス大MDアンダーソンがんセンターで1年間研修 希望者募集
http://www.jcancer.jp/news/3391

 

◆◇参考記事◆◇
第3回(2012年)マイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞
http://www.oncology-dreamteam.org/blog/2013/04/post-38.html
第2回(2011年)マイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞
http://www.oncology-dreamteam.org/blog/2012/03/post-27.html
第1回(2010年)マイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞
http://www.oncology-dreamteam.org/blog/2011/01/post-6.html
マイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞・関係記事
http://www.oncology-dreamteam.org/blog/cat66/

 

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◆◇受賞者の研修成果◆◇

 

マイ・オンコロジー・ドリーム(MOD)奨励賞の第1回受賞者の増田紘子氏マイ・オンコロジー・ドリーム(MOD)奨励賞の第1回受賞者で、MDアンダーソンがんセンターで1年半にわたって研修した国立病院機構 大阪医療センターの増田紘子氏(右の写真)は、2013年の ASCO(米国臨床腫瘍学会) 年次総会おいて、第1位のフェローに与えられるBradley Stuart Beller Special Merit Awardを受賞しました。

 

この受賞は、MOD奨励賞により、MDアンダーソンがんセンターにおいてフェローとして1年半にわたって研修した増田氏の研究に対する、大変に高い評価であり、快挙といえる成果でした。

 

第2回目以降の受賞者についても、今後の成果が期待されます。

 

 

 

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[2013/09/04 15:05] | マイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞 | コメント(0) | トラックバック(0) | タグ:

 

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